バウンドテニスのルール
第6章 BTラリー戦の規則
第37条 コート、ネットおよび用具
コートならびにネット、ネットポストおよび用具の規定は、第1条~第6条に準ずる。
第38条 試合形式
1チームは6名で編成され、1つのコートにネットをはさんで3名ずつ分かれて、決められた順序でラリーを行う。
第39条 ラリーの勝敗
(1) ラリー戦の勝敗は、1分間のラリーを2回行い、2回の合計回数をチームの得点とし、得点の多いチームを上位とする。
(2) 同点の場合は、該当チームだけで1分間の延長線を行う。
(3)競技大会の運営上必要に応じて、他の方法で行うことができる。
第40条 ラリーの開始と終了
(1) 各チームは、「レディー」というコールで各自のポジションにつき、競技の合図でラリーを開始する。
(2)1分経過後、競技終了の合図でラリーを終了する。
第41条 サービスの方法
(1) サービスは両サイドラインの仮想延長線の内側で、ベースラインの後方(サービスエリア)で行わなければならない。
(2) サービスを入れるべきエリアは、相手方コート全面とし、センターラインで区分されない。
(3) その他は、第15条(3)~(6)に準ずる。
第42条 ラリーの方法
(1) ラリーを行う順序は、競技開始前にチーム内で取り決め、1分間の制限時間が終了するまでは同一の順序で行うものとする。
(2) ラリーはベースラインおよびベースラインの仮想延長線後方で打球しなければならない。ただし、打球時点(ラケットとボールが接する瞬間)以外はその制限を受けないものとする。
(3) ラリーはワンバウンドの後、ツーバウンドする前に打たなければならない。
(4) 各チームが使用できるボールは、1個とする。
第43条 ラリーの回数のカウント
(1) ラリーを行う順序は、競技開始前にチーム内で取り決め、1分間の制限時間が終了するまでは同一の順序で行うものとする。
(2) ラリーはベースラインおよびベースラインの仮想延長線後方で打球しなければならない。ただし、打球時点(ラケットとボールが接する瞬間)以外はその制限を受けないものとする。
(3) ラリーはワンバウンドの後、ツーバウンドする前に打たなければならない。
(4) 各チームが使用できるボールは、1個とする。
第44条 ラリーの中断
次の場合はラリーを中断し、再びサービスから開始する。この時のサービスは、有効な打球を打てなかったプレーヤーの次順のプレーヤーが行うものとする。ただし、それまでのラリー回数は有効とする。
(1) サービスがレットとなったときで、第17条(1)、(2)に該当したとき。
(2) サービスがフォールトとなったときで、第18条に該当したとき。
(3) ラリー中にファウル、アウト、またはネットとなったときで、第23条(1)、(2)、(3)、(6)、(8)、(10)、(12)の各項に該当したとき。
(4) 正規に打球すべき順番のプレーヤーが打球時点でベースラインおよびベースラインの仮想延長線の内側に触れたときで、第42条(2)に違反したとき。
(5) ラリー中のボールがノーバウンドで何れかのプレーヤーのラケット、身体、着衣に触れたときで、第42条(3)に違反したとき。このときは、そのファウルが起きる直前のボールを打球したプレーヤーが有効な打球を打てなかったと判定する。
(6) ラリーの順序を誤って打球したとき、またはラリー中のボールがワンバウンドで正規に打球すべきプレーヤー以外のプレーヤーのラケット、身体、着衣、あるいは持ち物に触れたとき。このときは、正規に打つべきプレーヤーが有効な打球を打てなかったと判定する。ただし、サーバーの順番を誤ったときは正規の順番のサーバーから再度サービスを開始するものとする。
(7) 競技開始の合図前にサービスの動作を開始したとき。このときは、そのサーバーの次順のプレーヤーが次のサービスを行うものとする。
(8) アウトしたボールを取ろうとして他のコートのプレーヤーが妨害したときで、第45条(2)に違反したとき。このときは、当該する1分間のラリーを再開できないものとする。
第45条 アウトボールの処理
(1) アウトボールはチーム内のいずれのプレーヤーが捕球して正規に打球するプレーヤーに渡しても良い。
(2) アウトボールが他のプレー中のコート内に留まった場合は、いかなる状態にあっても拾ってはならない。ただし、コート外に転がり出たボールは、他のチームのプレーヤーを妨害しない範囲で拾ってもよい。
(3) 他のチームのボールがコートに入った場合も、継続してラリーを行うこととする。