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バウンドテニスのルール
第3章   シングルスの試合規則
第13条   サービス および コートの選択
第13条

  プレーヤーは試合の開始前にトスを行い、サービス(またはレシーブ)およびコートの洗濯を行う。

​トスに勝ったプレーヤーは、次のいずれかを決めるか、または相手方に先に決めさせる。

​(1) サーバーかレシーバーの選択。この場合、相手方プレーヤーはコートを選ぶ。

​(2) コートの選択。この場合、相手方プレーヤーは、サーバーかレシーバーを選ぶ。

第14条   試合の開始
第14条

  プレーヤーは主審の「レディー」というコールで各自のポジションにつき、「プレー」のコールで

​開始される。その後は、主審がスコアをコールしてからサービスを行う。

第15条
第15条   サービスの方法

​(1) サービスは1回とする。

​(2) サービスはサイドラインおよびセンターラインのそれぞれ仮想延長線の間で、ベースラインの後方(サービスエリア)で行わなければならない。

​(3) サーバーは手からボールを放し、そのボールが地面に落ちる前にラケットで打つものとする。

​(4) サービスはその打球時点(ラケットとボールが接する瞬間)において、ボールは腰の高さよりも下に位置しなければならない。

​(5) サービスは主審のコールがあった後、サーバーがサービスをしようとしてボールから手を放した瞬間に開始され、そのボールが地面に落ちる前にラケットで打った瞬間に完了するものとする。

​(6) サーバーは、歩行、走行、跳躍など移動しながらの連続動作でサービスを開始してはならない。サービスは、両足を床(地面)に接地した状態で開始し、完了までは、片足は必ず床(地面)に接地していなければならない。   【2016/04/01改訂】

第16条
第16条   サービスの順序

​(1) 各ゲームの最初のサービスは右サービスエリアから行い、以後ポイントごとに左右交互のサービスエリアから行う。

​(2) サービスは右サービスエリアから行う場合は相手方の右サービスコートへ、左サービスエリアから行う場合は相手方の左サービスコートへボールを打つ。

​(3) サービスコートの順序を間違えた場合は、間違いの発見された次のポイントから訂正する。それまでのポイントは有効とする。

第17条
第17条   サービスのレット

​次のサービスはレットとし、サーバーはそのサービスをやり直すものとする。

​(1) サービスしたボールがネットまたはネットポストに触れた後、相手方のサービスコートに入ったとき。

​(2) ボールがネットまたはネットポストに触れた後、地面に落ちる前にレシーバーのラケット、身体、着衣あるいは持ち物に触れたとき。

​(3) レシーバーが用意のできないうちにサービスが行われたとき。

第18章
第18条   サーバーの失ポイント

​次のサービスはフォールトとなり、サーバーは1ポイントを失うものとする。

​(1) サービスしたボールが相手方のサービスコートに入らなかったとき。

​(2) サービスをしようとした手から放したボールを打たなかったとき。

​(3) いずれの足がサービスエリア以外の区域に触れたとき。

​(4) 歩行まはた走行により足の位置を変えてサービスしたとき。

​(5) サービスされたボールが相手方のコートに入る前に、ネットまたはネットポスト以外のものに触れたとき。(ただし第21条(2)に規定された場合を除く。)

​(6) 第15条(4)、(6)に違反したとき。

第19章
第19条   レシーブの方法

​(1) レシーバーはサービスが完了するまでは、ベースラインおよびの仮想延長線後方に位置しなければならない。

​(2) レシーブはワンバウンドの後、ツーバウンドする前に打たなければならない。

第20条   レシーブの順序
第20条

​各ゲームの最初のレシーブは、右サービスコートで行い、以後左右交互に行うものとする。

第21条
第21条   レシーバーの失ポイント

レシーバーは次の場合1ポイントを失うものとする。

​(1) レシーブすべきボールを有効に返球できなかったとき。

​(2) サービスされたボールが直接レシーバーのラケット、身体、着衣あるいは持物に触れたとき。

​(3) 第19条(1)に違反したとき。

第22章
第22条   インプレー

​  サービスがなされた瞬間からボールはインプレーとなる。レットが宣せられない限り、そのボールはポイントが決まるまでインプレーである。

第23章
第23条   インプレーにおける失ポイント

  インプレーにおいて、次の場合はすべて失ポイントとなる。

(1)ボールを直接、ネットを越して返球することができなかったとき。

​(ただし第24条の(1)および(2)に規定された場合を除く。)

(2)返球が相手コートのライン外の地面に落ちたとき。または直接審判あるいは設置物に当たったとき。

​(ただし第24条(1)に規定された場合を除く。)

(3)ボールがツーバウンドする前に返球できなかったとき。

(4)ボールが着地する以前に直接ラケットで返球し、そのボールが有効な返球にならなかったとき。

​コートの外で返球したときも同じとする。

(5)サービスから3打目までの打球をノーバウンドで打ったとき。

(6)ボールをラケットで運び、あるいは止め、またはラケットで2度以上触れたとき。

(7)プレーヤーのラケット、身体、着衣あるいは持物がネット、ネットポスト、あるいはポスト固定台に触れたとき。

(8)ボールがプレーヤーの身体、着衣あるいは持物に触れたとき。

(9) プレーヤーのラケット、身体、着衣あるいは持物が、ネットおよびネットの仮想延長線を越えて相手エリア(空間を含む)に入ったとき。

(10)ラケットを手から離して返球したとき。

(11) プレーヤーが、打球をしようとする相手方を妨害したとき。

(12)複数のラケットを使用したとき。

第24条   ライン上の落球
第24条

ライン上に落ちたボールは、そのラインによって区切られたコート内に落ちたとみなされる。

第25条
第25条   インプレーにおける有効な返球

インプレーにおいて次の返球は有効である。

(1) 返球されたボールがネット、ネットポストに触れてもこれらを越えて正しく相手方のコートに入ったとき。

(2) ボールがネットポストの外側を飛び、あるいはそのボールがネットポストに触れても相手方のコートに正しく入ったとき。

(3) ボールがコート内に落ちている他のボール、着衣、持物に当たってもこれを正しく返球したとき。

第26章
第26条   インプレーにおけるレット

インプレーにおいて次の場合はレットとし、そのポイントについてのみやりなおす。

(1) 審判が判定を誤ったためにプレーに支障が生じたとき。

(2) プレーヤーが不可抗力によってそのプレーを妨げられたとき。ただし主審の判定による。

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