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第15条の解説

<改定後:2016/04/01~> 
第15条 サービスの方法 
(6) サーバーは、歩行、走行、跳躍など移動しながらの連続動作でサービスを開始してはならない。サービスは、両足を床(地面)に接地した状態で開始し、完了までは、片足は必ず床(地面)に接地していなければならない。

 

 


改定した目的は,審判員の負担軽減と一般愛好者のサービス難易度の低減です。 


審判法では、主審はサーバーの「打点の高さ」と「足の移動」の両方を判定することになっていますが,「打点の高さ」の判定が難しいうえに、「足の移動」が打球前か打球後かを判定しなければならず、主審の負担が大きいのが現状です。

 

 


 また、誤審も多く、不信感を抱く選手もいます。
主審が判定するこの2点を比較すると,サービスの威力に大きな影響があるのは,「打点の高さ」です。
それに比べれば「足の移動」はあまり影響がありません。
そこで,主審が「打点の高さ」の判定に集中できる環境を整えるために,今回の改定となりました。

 また、サービスを打つときに、体重を後から前に移動させながら打つことが多く、この体重移動はすべてのラケットスポーツの基本的な動きに合致します。
両足を固定させて打つようにすると、自然な身体の使い方が制限されるので、サービス成功率は低下し、特に初中級者にとっては難易度の高いショットといえます。
これまでにも,バウンドテニスの普及という観点ら,足の移動の制限を緩和するべきだという意見もありました。
「だれでもできる」生涯スポーツとしてのバウンドテニスの特色も考慮し,サービスの難易度を低減するために今回の改定となりました。

手からボールを放して(サービスの開始)からラケットでボールを触れる(サービスの完了)までは,どちらか一方の足が床(地面)に着いていることが条件になります。

 


以下に,有効な例を示しました。すべて右利きの場合で,図の太線が右手・右足です。

Olympia

 オリンピア

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